Lang-sic

TODAY IN MUSICAL MARGINS

SEP.9

ベートーヴェンが、
新作の試演後に
食卓を囲んだ日。

読了 約2分
ベートーヴェンが、新作の試演後に食卓を囲んだ日。9月9日。宿の食卓に集う作曲家と音楽家たちを描いたイメージ
当日の試演後の会食をもとにしたAI生成のイメージ。人物の配置、室内、献立を正確に再現したものではありません。

1825年9月9日、ベートーヴェンの新しい弦楽四重奏曲が、ウィーンの宿で私的に試演されました。いまの第15番、作品132です。作曲家も居合わせたその日の記録には、演奏のあとに食卓を囲む人たちの、意外に日常的な話が残っています。

会場は「ツム・ヴィルデン・マン」。出版者モーリス・シュレジンガーのために設けられた席で、シュパンツィヒ四重奏団が新作を披露しました。一般のお客さんに向けた公開初演は、同じ年の11月6日。9月9日は、少人数で作品に触れる機会でした。

その後の会食では、音楽家カール・ホルツが、宿の主人はグーテンブルンの有名な料理人を雇うだろう、という趣旨を書き込んでいます。大作曲家を囲む席にも、料理人の話題。後世に残る名曲のすぐ隣で、ずいぶん身近な会話が進んでいたのです。

このやり取りが残ったのは、難聴のベートーヴェンとの会話に使われたノートのおかげ。相手が書き、本人は口頭で答えることが多かったそうです。作品の解説とは違う角度から、食卓の気配が伝わってきます。

BEETHOVEN ARCHIVE

資料を確かめる

ベートーヴェン・ハウス所蔵の会話帳と公式解説。試演後の食卓の会話が残された資料です。

SHARE THIS MARGIN

この余談を、誰かに贈る。

Facebook

Lang-sic

あなたが積み重ねてきた練習を、新しい出会いと演奏機会へ。
Lang-sicが、音楽活動の広がりをお手伝いします。

HOW LANG-SIC WORKS

練習の記録が、演奏機会につながるまで。

  1. 1

    今日の練習をみんなで共有(SNS)

    みんなの練習フォロー中募集告知
    ♪デモユーザーヴァイオリン合計 110分
    PRACTICE

    今日の練習です!#パガニーニ カプリース5番#パガニーニ コンチェルト1番 1楽章

    02:15
    ♡ 12○ 4
    vla_player いいですね!私もこの曲を練習中です

    画面・人物・投稿内容はすべて架空のデモです。実在するユーザー情報は使用していません。

  2. 2

    練習内容がデータとして蓄積し可視化

    協奏曲 60分

    カプリース 45分

    基礎練習 30分

    曲・時間・日付が積み重なり、自分の活動が見えてきます。

  3. 3

    音楽活動の履歴になって、楽団やアンサンブルから参加オファーが届く

    ♬

    アンサンブル・ルーチェ(デモ)室内楽へのお誘いが届きました

    ♩

    市民オーケストラ・アルコ(デモ)演奏会への参加オファー

  4. 4

    練習のモチベーションになり、新しい演奏機会にもつながる

    • 練習の記録が積み重なり、自分の成長を実感できる
    • 仲間や団体からのリアクションで、やる気が高まる
    • 新しい演奏機会につながり、音楽活動が広がる

出典・参考

  1. Beethoven-Haus Bonn:1825年9月9日の会話帳(HCB Br 287) — 一次資料の所蔵目録・公式解説。試演後の会食、会場、出版者との関係。ウェブ公開日不明。
  2. Beethoven-Haus Bonn:On the trail of Beethoven — 公式展示解説・転記と英訳。ホルツが記した料理人の話と会話帳の使われ方。公開日不明。
  3. Emil Platen/G. Henle Verlag:弦楽四重奏曲Op.132 校訂序文(PDF、II–III頁) — 2002年春付の学術校訂版序文。私的試演と公開初演の日付、演奏者によるパート譜の筆写と作曲者の校閲。ウェブ公開日不明。

資料確認日:2026年9月8日。公式解説・転記・校訂序文を日本語で要約しました。会話帳の原筆を独自に判読したものではありません。食卓の身近さについての感想は編集上の表現です。歴史上の日付はグレゴリオ暦で示しています。

掲載対象日:

今日は何の日――音楽史の余談

教科書の横に落ちている、小さな音楽史を拾います。

Presented by Lang-sic