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TODAY IN MUSICAL MARGINS

SEP.6

モーツァルトが、
戴冠式をオペラで
祝った日。

読了 約2分
1791年のプラハの劇場を想起させる稽古場で、歌手と器楽奏者に向き合うモーツァルトを描いた歴史挿絵
1791年9月6日の初演と制作事情をもとにしたイメージ。史実写真や当時の稽古場の正確な再現ではありません。

1791年9月6日、モーツァルトの《皇帝ティートの慈悲》K.621がプラハで初演されました。レオポルト2世のボヘミア王戴冠を祝うオペラです。華やかな式典の裏で、作曲家は《魔笛》と並行して、この仕事を進めていました。

急な注文に使われたのは、メタスタージオの既存の台本。ローマ皇帝ティートが裏切りを許す物語は、すでに多くの作曲家が音楽を付けてきた題材でした。新しい王を迎える日に、寛大な君主の姿を舞台に掲げたのです。

ただし、古い台本をそのまま使ったわけではありません。詩人カテリーノ・マッツォラが三幕を二幕へまとめ、重唱を加えました。モーツァルト自身も、その改訂を「本当のオペラにした」という趣旨で記しています。急ぎの仕事でも、台本には手が入っていました。

現行ケッヘル目録は、作品の日付を9月5日、初演を翌6日と分けて記録しています。この二つは同じ日ではありません。「18日で書き上げた」という有名な伝承もありますが、ここでは作曲にかかった日数を断定せず、確認できる初演日を記念します。

MOZART CATALOGUE RESOURCE

9月6日の初演を、確かめる。

モーツァルテウム財団の作品目録で、《皇帝ティートの慈悲》の初演日、会場、台本作者と関連資料を確認できます。作品の日付と初演日は別項目で記録されています。

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出典・参考

  1. モーツァルテウム財団・K.621作品目録「La clemenza di Tito」
  2. Royal Ballet and Opera作品記録「La clemenza di Tito」
  3. モーツァルテウム大学「W. A. Mozart: La clemenza di Tito」
  4. バイエルン国立歌劇場「La clemenza di Tito」
  5. メトロポリタン歌劇場・2012年プログラム解説

本記事は、モーツァルテウム財団、Royal Ballet and Opera、モーツァルテウム大学、バイエルン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場の資料をもとに、日本語で要約しています。現行ケッヘル目録の作品日付(9月5日)と初演日(9月6日)を分けて記載し、作曲にかかった日数は断定していません。

今日は何の日――音楽史の余談

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