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TODAY IN MUSICAL MARGINS

SEP.4

ショパンが、
菓子店でのオペラ論争を
書き送った日。

読了 約2分
1830年のワルシャワの菓子店で、知人とオペラについて議論する若いショパンを描いた歴史挿絵
1830年9月4日付の手紙と当時のワルシャワの菓子店をもとにしたイメージ。史実写真ではありません。

1830年9月4日、20歳のショパンは親友ティトゥス・ヴォイチェホフスキへ手紙を書きました。出国の日を決められずにいた彼が、その中で報告したのは、ワルシャワの菓子店で交わしたオペラ論争でした。

場所はミオドヴァ通りのルルス。ショパンはマウリツィ・エルネマンと「《トルコ人》と《アニェーゼ》、《イタリア人》と《ポーランド人》」をめぐって議論した、と書いています。国立ショパン研究所は、ロッシーニとパエールのオペラ、指揮者カルロ・ソリヴァとカロル・クルピンスキを指すと説明します。

ルルスは、スイス出身のローラン・ルルスが1821年に開いた名店。アイスクリームとチョコレート菓子で知られていました。ただし手紙は、ショパンがその日に何を食べたかまでは伝えていません。確かなのは、甘味の店で音楽談義が熱を帯びたことです。

同じ手紙でショパンは、故郷を離れる日を決められず、外国で死ぬことへの不安まで打ち明けています。実際にワルシャワを発ったのは11月2日。それが故国で過ごす最後の日となり、二度とポーランドへ戻りませんでした。

FRYDERYK CHOPIN INSTITUTE RESOURCE

9月4日付の手紙を、確かめる。

国立フリデリック・ショパン研究所の解説で、手紙の日付、ルルスでの論争、登場する作品と人物を確認できます。掲載文は書簡の英訳を含む解説で、原画像ではありません。

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出典・参考

  1. 国立フリデリック・ショパン研究所「Patisserie Lourse」
  2. Polskie Radio, “Powiadam Ci hipokryto...”
  3. 国立フリデリック・ショパン研究所「Departure」
  4. ワルシャワ博物館「Bomboniera z cukierni L. Lourse’a」
  5. ポーランド国立公文書館刊行資料「Archeion 114」

本記事は、国立フリデリック・ショパン研究所のルルス解説と書簡引用、ポーランド・ラジオの書簡解説、ワルシャワ博物館の店史、ポーランド国立公文書館の暦資料をもとに、日本語で要約しています。9月4日は論争を記した書簡の日付で、論争そのものの日付や当日に食べた物を断定していません。

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