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SEP.16

ハイドンが、
結婚祝いに漁師娘の
オペラを届けた日。

読了 約2分
漁師衣装と漁村の舞台装置が並ぶ宮廷劇場に立つハイドンのイメージ。9月16日、ハイドンが、結婚祝いに漁師娘のオペラを届けた日。
1770年の婚礼祝賀オペラを題材に、ハイドンと漁師衣装、宮廷劇場の舞台裏を描いたAI生成イラスト。特定の場面や実際の衣装を再現したものではありません。

結婚祝いにオペラを一作。ハイドンの仕事場では、おめでたい席の余興も、ずいぶん本格的でした。

1770年9月16日、エステルハーザの宮廷劇場で、ハイドンの《漁師の娘たち》が初演されました。主君ニコラウス・エステルハージ侯の姪、ランベルク伯爵令嬢とポッジ伯爵の婚礼を祝う上演です。

ところが舞台の恋模様は、あまり落ち着いていません。王子が行方不明の王女を探して漁村へ来ると、二人の漁師娘が自分こそ王女だと名乗り出ます。恋人はいるのに、もっとよい縁談が気になる。結婚を祝う客席の前で、なかなか欲張りな騒動が始まります。

しかも、この漁村づくりは安上がりではありませんでした。公演解説によると、侯爵はウィーンから舞台画家三人と宮廷歌劇場の仕立屋を招き、文書館には新作のための漁師衣装八着分の請求書も残っています。素朴な漁師を舞台に出すにも、宮廷仕込みの支度が必要だったわけです。

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出典・参考

  • ボローニャ大学 Corago:Le pescatrici — 大学公式作品データベース。作曲者、台本作者、三幕、1770年9月16日の初演と宮廷劇場を確認。公開日不明、2026年9月16日確認。
  • Ulrich Tank:Joseph Haydns italienische Opern — Bemerkungen zu Publikum und Resonanz — ブルゲンラント州立博物館刊行の研究論文。Wissenschaftliche Arbeiten aus dem Burgenland 90(1992年)、23–38頁。30頁に婚礼・初演・9月18日の再演・拍手・花火の記述と新聞資料の引用を収録。デジタル公開日不明、2026年9月16日確認。
  • Bampton Classical Opera:Le pescatrici — 2009年公演の公式資料。筋書きとRichard Wigmore「Blazing creative genius」で、舞台画家三人、仕立屋、漁師衣装八着分の請求書を確認。個別公開日不明、2026年9月16日確認。
  • Oxford Festival of the Arts 2026公式プログラム — 主催者による公演解説、冊子48–49頁。初演日・婚礼との関係・王女を名乗る娘たちの筋書きを照合。2026年、公開日不明、2026年9月16日確認。

掲載対象日は2026年9月16日、歴史上の初演は1770年9月16日です。日付は資料記載に従い、別暦への換算は行っていません。当時の新聞と衣装請求書は研究・公演解説を介した確認で、原本を直接閲覧したものではありません。舞台上の恋模様は劇の筋書きです。「宮廷仕込みの支度」「まだまだ出番の続く婚礼」は編集上の表現で、本人の発言ではありません。OxfordとBamptonの公演には翻訳者の重なりがあり、両者だけを完全に独立した根拠とは数えていません。

今日は何の日――音楽史の余談

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