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TODAY IN MUSICAL MARGINS

SEP.11

ストラヴィンスキーが、
初演の指揮台に
遅れて立った日。

読了 約2分
1951年ごろのストラヴィンスキーが、オーケストラの指揮台へ向かう様子を描いたセピア調のイラスト
1951年の《放蕩児のなりゆき》初演の逸話をもとにしたAI生成のイメージ。動作・表情・人物配置は創作です。

自分の新作オペラが初めて舞台にかかる夜。ストラヴィンスキーは、指揮台に立つ前から、旧友との再会で盛り上がっていました。

1951年9月11日、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場で、《放蕩児のなりゆき》が世界初演されました。指揮をしたのは作曲者本人。台本は、詩人オーデンとチェスター・カールマンの共作です。劇場の周囲には、友人や著名人を乗せたゴンドラが集まり、初演は華やかな社交の場にもなりました。

オランダ国立オペラの解説によれば、旧知との再会の興奮から、ストラヴィンスキーが指揮台に現れたのは30分遅れ。開演前の時間だけは、楽譜どおりには進まなかったようです。

上演中には入り損ないや長い場面転換もあり、最後の重唱が始まるころには午前1時近く。一足先に帰る客もいました。それでも残った聴衆は熱狂。きっちり始まらなかった夜にも、喝采は待っていました。

STRAVINSKY RESOURCE

初演の舞台裏を、確かめる。

30分遅れて指揮台に立った経緯と、初演当夜の様子を読めます。

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出典・参考

  1. ヴェネツィア・ビエンナーレ歴史資料館:The Rake’s Progress — 公式公演記録。1951年9月11日の世界初演、フェニーチェ劇場、指揮者を確認。ウェブ公開日不明。
  2. Boosey & Hawkes:The Rake’s Progress — 出版社の作品記録・解説。初演日、作曲者自身の指揮、オーデンとチェスター・カールマンの共同台本を確認。ウェブ公開日不明。
  3. オランダ国立オペラ&バレエ:The Rake’s Progress: ‘Wat een lelijkheid!’ — 公式解説(2018年1月4日)。旧友との再会と30分の遅れ、上演の乱れ、聴衆の反応を紹介。
  4. Robert Craft:THE POET AND ‘THE RAKE’ — 『The New York Review of Books』掲載の後年の回想(1974年12月12日号)。オーデンの動作をストップウォッチで測った逸話と、舞台寸法を知らなかったことを紹介。

資料確認日:2026年9月10日。公式記録・出版社の作品情報・公式解説・後年の回想を日本語で要約しました。30分の遅れと当夜の反応はオランダ国立オペラ&バレエの解説による紹介で、同時代の時刻記録を直接確認したものではありません。ストップウォッチの逸話はクラフトの回想です。「楽譜どおりには進まなかった」「喝采は待っていました」は編集上の比喩で、本人の発言としての引用は使っていません。歴史上の日付はグレゴリオ暦で示しています。

掲載対象日:

今日は何の日――音楽史の余談

教科書の横に落ちている、小さな音楽史を拾います。

Presented by Lang-sic