TODAY IN MUSICAL MARGINS
アーヴィング・バーリンが、
「朝起きるのが嫌だ」を
ブロードウェイに持ち込んだ日。

起床ラッパでたたき起こされる兵士の不満を、アーヴィング・バーリンは舞台で歌える形にしました。
1918年8月19日、ニューヨークのブロードウェイで、兵士たちによるレビュー《Yip, Yip, Yaphank》が開幕しました。会場はセンチュリー劇場。第一次世界大戦中、陸軍に召集されキャンプ・アップトンに配属されたバーリンが、兵士たちの出演する舞台として作った作品です。収益は、基地のコミュニティー・センター建設にも役立てられました。
第2幕に登場したのが、《Oh How I Hate to Get Up in the Morning》。題名を訳せば、「朝起きるのが、どうしても嫌だ」。華々しい愛国歌というより、早朝の起床ラッパにうんざりする気持ちを、そのまま軽快なレビューの歌にした一曲です。軍隊の規律を正面から論じる代わりに、「起きたくない」という小さな愚痴を、兵士たち自身が演じる舞台へ置きました。
8月19日のブロードウェイ開幕は、その歌がキャンプ内の生活から、より多くの観客の前へ出た日でした。音楽史に残るのは大作や厳粛な行進曲だけではありません。朝がつらいという、誰にでも分かる本音も、作曲家の手にかかれば舞台の主役になります。
ORIGINAL SHEET MUSIC
バーリンの兵士の歌を、見てみる。
Library of Congressで、1918年に出版された《Oh How I Hate to Get Up in the Morning》の楽譜と解説を確認できます。
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出典・参考
- IBDB, “Yip, Yip, Yaphank”
- Library of Congress, “Oh How I Hate to Get Up in the Morning”
- The Official Irving Berlin Website, Stage
本記事は、IBDBの上演記録、米国議会図書館の解説、アーヴィング・バーリン公式サイトの紹介をもとに、1918年8月19日のブロードウェイ開幕と作品の背景を日本語で要約しています。8月19日は作曲日ではなく、《Yip, Yip, Yaphank》がブロードウェイで開幕した日です。